ごあいさつ
社長挨拶
PRESIDENT GREETING
「ネット」と聞いて、何を想像しますか?
最初に頭に浮かぶのは、SNSやリモート会議など
インターネット関連の「ネット」ではないのでしょうか?
しかし、私たちが扱っているのはモノの「ネット」、つまり「網」です。
弊社は、大正14年に先々代が綿などを糸にする
撚糸業を起業し漁網に関わったのが始まりです。
創業から守り続けているもの
日本は海に囲まれ水産資源の豊かな国です。
創業以来、私たちは漁業にかかわってきました。
しかしながら、200カイリ問題、資源の乱獲、温暖化における水温の変化等々漁業を取り巻く環境は年々厳しさを増し、漁獲量は最盛期の1/10まで落ち込んでいる状況です。
そのような環境下でも、海で囲まれた日本では食の安定供給を果たすには漁業抜きに考えることはできません。
私たちは少しでも日本の漁業に貢献できるように、高品質な漁網を提供できるように日々努力しています。
挑戦し続けているもの
私たちは、その時代その時代で常に新しいものに挑戦してきました。 漁業が衰退し始めた1970年代には、ゴルフ場や野球場でのネット、サッカーのゴールネットなどのスポーツネット、 建築現場で物が落ちるのを防ぐネット、カラスがごみ置き場を荒らさないためのネットなど、多種多様なネットを開発してきました。 近年においては、CO₂削減に寄与する森林復興のために植樹した幼齢木をシカなどの野生動物から守るネット、災害復興や海の海岸浸食防止に役立つ石詰め用ネットなどSDGsの観点に立った挑戦もしています。 そして、独自の技術による特許製品などを開発することで、ネットで新たな世界を作り出すことに挑戦し続けています。
根は見えねんだなあ
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだなあ
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだなあ
これは相田みつをさんの詩です。
私たちの仕事は最新技術を駆使してモノづくりをしている『花のような派手さ』もありません。
AI技術を使った革新的な技術開発で繰り広げる『枝のような勢い』もありません。
そして、自動車産業に代表される『幹のような力強さ』を持っている産業でもありません。
しかし、私たちは『根のように』ぐっと地面に踏ん張り、皆さんの目が届かない分野でモノづくりに邁進し、社会に貢献していきたいと考えています。